要介護妖怪爺だった黒ラブ「ラブ爺」の想い出、ヘタレのキャリチェン・きいちゃんの毎日、それに管理人の思いつき話を綴ります。
爺様史上最悪の犯罪 
2010年12月07日 (火) | 編集 |

晩年の爺様の悪事は、傍から見るとそれほどヒドイものではなかった。
単なる我儘老犬と言えなくもなかった。

だから、「ラブ爺は可愛い」と仰ってくださる方がいらっしゃるのだけど、若かりし頃の
ラブ爺はかな~り悪だった。

どこかで書いた気もするのだけど、記事にした事はなかったような気がするので
もう一度書きます。
ラブ爺史上、一番困った事件です。

それは、ラブ爺が2歳の時。
私は、かあちゃんと一緒に近所の公園に若きラブ爺を散歩に連れて行きました。

昼時だったので人気はなく、ふと爺様にフリスビーをさせてみたくなった私は
誰もいない事を確認したうえで、爺様を放しました

今思えば、何と愚かだった事か。

何度かフリスビー遊びをした後、水道に水を飲みに爺様を連れていったその時です。

何?
と私が考える間もなく、爺様がすごい勢いで後方に走り去っていきました。

気がついた時は、おじさんが連れている柴犬に襲いかかっていました。

柴犬はほとんど無抵抗。抵抗していたのはおじさんの方で、おじさんは
「コラッ!あっちへ行け!」
と怒鳴りながら、若爺様を柴犬から引き離そうとしていました。

あわてて駆け寄り、若爺様の首根っこをひっつかまえて引き離すと、私達は
平謝りに謝りました。

けれど、いきなり一方的に襲われたおじさんはカンカン
「なんで公園で放しているんだ」とか
「いきなり襲うとは何事か」
などなど、ブリブリにお怒りでした。

そりゃあそうですよね。

先日の、チワワんの逆バージョンですもん。
気持ちは良~くわかります。
しかも、こちらは柴犬よりもはるかにでかい。

私達はおじさんに、
「後で獣医さんに行ってください。怪我をしていたら、治療費を負担させて
いただきますから」
と言って、住所をお聞きしました。

おじさんは、怒りを露わにしながら、可哀想な柴犬を連れて去っていきました。

聞けばこの柴犬、相当なお年の老犬だとか。

私の中に、言いようのない怒りがこみ上げてきました。
一つは、軽はずみだった自分に対して。もう一つは、当然ながらヤクザのような若爺に
対して。

人間で言えば、すれ違った80歳くらいの老人に、いきなり飛び蹴りをするような
ものです。
同年代ならまだしも、あまりといえばあまりにひどいではないですか。

その日の夕食は、若爺も私も抜きでした。

あの柴犬が、パッタリ倒れてしまったらどうしよう。
おじさん、訴えてくるだろうか。そうしたら、こやつも処分しなくてはいけないのか。
ああ、なんて短いラブ公の命よ・・・

眠れぬ夜を過ごし、しばらくしてからおじさんに連絡をしました。

獣医さんに連れて行ったけれど、特に怪我はしていないとの事で、私はやっと
深呼吸する事が出来ました。

それから2,3日してから、かあちゃんと私はガン首そろえてそのおじさんの家に
謝りに行きました。
お詫びの品を持って。

1週間ほど時間が経っていたからか、おじさんの怒りもだいぶ解けた様子で、
米つきバッタのように謝り続ける私達に対し、
「いやいや、たいした事はなかったので良いですよ」
と言ってくれました。

大事に至らず、おじさんの怒りも解けたから良かったものの、もしこの柴老犬が
ショックでどうにかなってしまったら、もっと大変な事になってしまったかもしれません。

今思えば、爺様はテリトリーを守ろうとしたのでしょう。
誰もいない公園=自分達の場所。
そこに音もなく(本当に気配もなく入ってきたのです)忍び込んできた怪しいヤツ。
わしがやっつけてやる!
だったのでしょうね。

だから爺様は、何故私が不機嫌極まりなかったのか、きっとわからなかったと
思います。

全ては、無知な飼い主である私が悪かったのです。

爺様と過ごした17年間のなかで、一番苦い苦~い想い出です。

若爺2

若爺1

若爺3

 

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コメント
この記事へのコメント
そのお気持ち分かります。
あぁ・・・
悪気は無かったにせよ、ドキドキしたでしょうねぇ・・・
爺様ったら~

ハウルが1歳位の頃。
あの頃のヤツは、自分より弱そうなコにマウンティング仕掛けて自分の優位を見せびらかそうとしていたんです。
夜の散歩の時、突然ハウルに引っ張られて私、コケました。
ハウルが向かった先には、ミニチュアシュナウザーが!
飼い主さんは、叫び声をあげて、頭の上にワンコを持ち上げていました。
『す、すいませ~ん!』と転びながら謝っていた私・・・
“どうしよう・・・あの美容室に恐ろしい犬がいる・・って噂になったら”とか、考えていたのを思い出します。
こういう事が重なって、躾の先生の教えを受ける事にしたのです。
不意に引っ張られると、どうしようもないですから。
私の号令も、この頃は聞けていませんでした。
今は・・・ま、ちょっとは進歩してるかな?(笑)

こういう状況になっても、『いいですよ、大丈夫』
と、言って遊ばせてくれる小型犬の飼い主さんもいます。
ニオイを嗅いだら、ハウルも納得します。
こう言ってくれる方には、ほんと感謝です。
でも・・・遠くから大型犬が突進して来たら、怖がるのは当然ですよね。しかもハウルの顔ですし(笑)

ターミ姉ちゃんでも、そんなドキドキする体験をなさってるんですね。
そりゃ、爺様ですもんね~(笑)
爺様の武勇伝・・・スゴ過ぎですなぁ~
2010/12/07(Tue) 22:09 | URL  | チャム・リム・Y #79D/WHSg[ 編集]
Re:そのお気持ち分かります。(12/07)
チャム・リム・Yさん


この時は本当に血の気が引きました。
ガオガオ言っていた割にたいした事がなく、助かりました。
もし、あの柴爺がどうにかなっていたら…考えるだけ恐ろしいです。
その柴爺、18歳とか言っていたような気がするんですよね。
人間で言ったら、80歳どころか100歳だったかもしれません。
言い分はあったにしろ、爺様には加減して欲しかったです。

ただこの時学んだのは、自分に非がある場合は、とにかく誠意を尽くすしかない
と言う事です。
どこからどう見ても、この時は私が悪かったし、愚かでした。
それを認めたら、たとえ相手がどのような要求をしてきたとしても
従わざるを得ない、と覚悟していました。
幸いこじれなかったので、ある意味ラッキーだったと思います。

これが犬のすることだ、と胆に銘じて、以来爺様を放すことは絶対にありませんでした。

それに比べると、きいちゃんは楽です。
引張ったら、爺様よりも力は強いかもしれません。
でもヘタレなので、爺様を叱るような声を出す事もなく、たいていは何とかなります。

来たばかりの頃は一度、小型犬を追い回して困ったちゃんでしたが。

ハウたんも、あのほにゃららオーラで、やりましたねえ。
私なんかは、ハウたんがどんな顔をして突っ込んできても何とも思いませんが
そうじゃない人もいますもんね。

ハウたんの見せびらかし、今頃きいちゃんはやってるみたいですよ。
2010/12/07(Tue) 23:20 | URL  | ターミ姉 #79D/WHSg[ 編集]
Re:爺様史上最悪の犯罪 (12/07)
わかります~~~
でもその対処の仕方が大切だったんでしょうね。
このことに関係なくても、してしまった失態には
誠意だというターミ姉ちゃんのおっしゃるとうりですね。

若いころdandyも苦手の大型♂には、すごかったです。
絶対離せなくて、引っ張られてけがしたこと思い出します。
自分は怪我しても、相手に怪我させなくて良かったと
思ったものです。
マイルは抱けるので、その点本当に気が楽です。
2010/12/08(Wed) 13:09 | URL  | dandyママ #79D/WHSg[ 編集]
Re[1]:爺様史上最悪の犯罪 (12/07)
dandyママさん

何と言っても犬ですから、想定外のこともありますよね。
爺様の場合は離したらダメな事がわかっていてやったのですから、
何の言い訳も出来ませんでした。
本当に魔がさしたと言うか、何の根拠もないのに大丈夫だと思った私が悪かったのです。

ドッグランなどでも、「こう言う子は連れてこない方が良いのでは」と言う子も
平気で連れてくる人がいますよね。
小さければそれこそ抱えて対処も出来ますが、ある程度の大きさになったら
飼い主の責任は大きいと思います。
まして何かトラブルが起きてしまったら、責任を果たさなかった方が謝るしか
ないと思います。

何か起きてしまったら、出来る事は誠意を示すしかないですもん。
平身低頭謝ったから、そして大事にならなかったから、このおじさんも
許してくれたんだと思います。
この時いい加減な対応をしていたら、道で会うたびお互いに嫌な思いをしなくちゃいけなかったと思います。
苦い想い出ですけど、学ぶ事もたくさんあった事件でした。


2010/12/08(Wed) 15:34 | URL  | ターミ姉 #79D/WHSg[ 編集]
爺様の行動
やっぱり、テリトリーって言うのもあったのかなぁ? 我が家もチャムリーは必ず挨拶に行きます。『あなた、誰?』みたいに。
絶対に行かないのはティピ…。
しかし、来られた方はビックリですよね…なので柴犬のおじいちゃんのお気持ちも分かります。
しかし、爺様は攻撃したかったのですか?それとも、ご挨拶??
まぁ、老犬と聞いたら、申し訳なくなっちゃいますよね…ターミ姉の気持ちもよく分かります。
2010/12/12(Sun) 13:25 | URL  | Yoko #79D/WHSg[ 編集]
Re:爺様の行動(12/07)
Yokoさん

爺様的には、世界中どこでも自分のテリトリーだったみたいです。
だから、マーキングもやりたい放題。
きいちゃんのように、「これは超小型犬のやろ?」という跡にしかマーキング出来ないタイプではなく
おしっこ跡を見つけたら、全部自分のにおいに変えようとしていました。
なので、散歩に出かけてすぐにおしっこはすっからかん。

そういう爺様ですから、「わしの憩いの場に許可なく入ってくるなど不届きじゃ」
で、攻撃に出たんだと思います。
可哀想な柴爺。
釈明も挨拶も、何にもさせないんですもん。
わけがわからなかったと思います。

爺様が攻撃的なのは、飼い主に似たからだとか言われましたけど
老犬を襲えなんて教えていませんわ…

2010/12/12(Sun) 14:31 | URL  | ターミ姉 #79D/WHSg[ 編集]
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