要介護妖怪爺だった黒ラブ「ラブ爺」の想い出、ヘタレのキャリチェン・きいちゃんの毎日、それに管理人の思いつき話を綴ります。
お葬式
2006年02月07日 (火) | 編集 |
今日は実のところ、話題をどうしようか迷ってしまった。
昨日までは、
”よし、明日は爺のあの癖を書こう”
なんて思っていたのだが・・・

実は友人の旦那さんが亡くなってしまったのである。

もともと胃がんを患っていたのに、先月から再入院してしまったと言うので
あまり良くはないと思ってはいたのだが、それにしてもこんなに早く
亡くなるとは思わなかった。

この友人は看護婦さんなので、既にいろいろ覚悟は出来ていたのだろう。
以前から
「もう老後はないのよ」
と言っていた。
それでもせめて今年いっぱいくらいは、と思っていたのだが。

思えば、初めて人様のお葬式に参列したのが、この友人のお母さんが亡くなった時だった。
当時私達は高校生で、授業をサボって、いやお休みして参列したのを覚えている。
意外にもこの友人がテキパキして、しっかりしていたのが印象的だった。
このとき初めて人様のお骨を拾うという経験をさせていただいた。

その次に参列したのが、近所に住む生徒のお母さん。
しょっちゅう月謝袋をなくし、時間はいい加減で練習もしてこない余り良くない生徒だったのだが
近所なので参列しないわけにはいかない。
40代半ばで病気で亡くなってしまったお母さんの父親なる人物が、
お見送りの際に当人と全く関係のない話をとうとうとしていたのが、妙な印象だった。

それからしばらくして参列したのは、自分の友人の告別式だった。
ものすごく親しかったわけではないが、ドイツに留学経験もある優秀なバイオリニストで、
日フィルの団員でもあった。
時々彼の生徒の発表会を手伝ったりして交流があったのだが
あるとき飛び込み自殺をしてしまった。
日フィルの海外公演が彼には重い仕事だったらしく、公演後ノイローゼのように
なってしまい、
ちょっと遠ざかっていた時だった。

彼の告別式では、儀式が終わるや否や葬儀屋が棺を運び出してしまったのを憶えている。
人様に見せられないお顔だったのだろう。
当時まだ小さかった彼の娘が、その辺をちょろちょろしていたっけ。
”子供がまだ小さいのに・・・”
何とも言えず後味の悪いお葬式だった。

その後は、今度は生徒のお父さんの告別式だった。
10代で結婚したと言うそのお父さんは、出張先で突然心不全で亡くなってしまった。
まだ28歳の若さだったのに。
若すぎる人のお葬式も、何とも言えないものがある。

その後、26歳で未亡人になってしまった生徒のお母さんは、旦那さんの
友人と再婚した、と風の便りに聞いた。
今どうしているか全く知らないのだが、あの生徒ももうとっくに成人したことだろう。

こうして思い出してみると、寿命で亡くなったという人は少ない。
正確には、私のばあちゃんだけかもしれない。
ばあちゃんは97歳だったし、概ね自分の思ったように生きてきた人だから
悔いはなかったと思う。
それでもお葬式は決して楽しいものでない。

明日は御通夜だ。
久しぶりに喪服を着る。
友人のことだから、きっとお母さんが亡くなった時のようにテキパキしっかりしているに違いない。

一段落したら一杯付き合おう。

・・・さて、ラブ爺は寒いのでひたすら寝ている。
最近の彼のブームは”犬恵方巻き寝
ほとんど太巻きと化している。頭がどっちだかもわからない。

でも御飯時になれば頭が出てくる。

「飯はまだか?」

まだまだだっちゅうの。

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