要介護妖怪爺だった黒ラブ「ラブ爺」の想い出、ヘタレのキャリチェン・きいちゃんの毎日、それに管理人の思いつき話を綴ります。
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喜怒哀楽
2006年02月05日 (日) | 編集 |
先代わんはとても無表情だった。
丈夫で長持ち、性格粗暴なヤツだったが(ターミ家のわんはこんなんばっかり)、
オツムはあまり良くなかった。
柴の雑種なのだろうが、不幸な幼少期のせいかいつも額にしわを寄せていて
顔だけ見ると耳立ちの土佐闘犬のようだった。
他人にはなつかず番犬には最適だったが、無表情ゆえ何を考えているのかよくわからないヤツだった。

犬というのはそんなものだと思っていた私は、(たぶんかあちゃん達も)
ラブ爺と一緒に暮らしてみて
「犬とはこんなにうるさいものなのか?」
とびっくりしてしまった。

まず嬉しい時の表現が大げさだ。
しっぽをふりふりに振って(時にモノを落っことし)体をくねらせ、奇声を発して転げまわる。
顔も馬鹿丸出しだ。
先代わんがこんな事をしたら、悪いものでも食べて頭がおかしくなったと
思っただろう。

怒る時の表情も手が込んでいる。
先代わんはいつも不機嫌な顔をしていたので、実際怒っていてもよくわからなかった。
ラブ爺の怒りの表情にはいくつか種類があって、三段階くらいに細かく分かれている。

まずむくれる
97歳で亡くなったばあちゃんは爺の顔を見るたびに
「アンタはなんて器量が悪い」
と言ったのだが、そのたびに爺は嫌な顔をしていた。
しかもばあちゃんはまだらボケだったので、続けて3回くらいしつこく言うのだ。
ばあちゃんの認識するカッコいい犬と言うのは、シェパードのような犬であって
垂れ耳ダルダル口のラブ爺はブサイクそのものだったのだろう。
あまりしつこく言われた時は、爺は口の中で
うにゅうにゅうにゅ
と変な声を発し、部屋から出て行ってしまった。

かあちゃんが
「なんて大きな顔なんでしょう」
としみじみ言った時も、額にしわを寄せ
「ぶう~」
っと言うと、部屋の隅っこに行って丸まってしまった。

この”いじける”、”ふくれる”と言う表現は爺の良く使う手だ。

先日もあまりにも寒いので、うんpが終わったところでさらに歩こうとする爺を
無理やり引っ張って帰ってきてしまったら・・・
怒る怒る
自分の寝床に後ろ向きに寝っころがると、それきりふてくされて動かなくなってしまった。
ゆすっても、なだめすかしても
「ふん、どうせわしの散歩なんかどうでも良いんじゃ
と言わんばっかりに起き上がりもしない。

とうとうそのまま3時間くらい、ふて寝をしていた。

怒るのはしょっちゅうなのだが、そう言えばがっかりした顔をしたのは
あまり見たことがない。
例えば嫌な事があっても、がっかりするというよりは怒る。
怒って仕返しなり、嫌がらせなりをする。
そして悲しそうな顔に到っては、したことがないような気がする。
と言うより、悲しい目に逢った事がないのかも。

楽しいのはレトリーバーの専売特許みたいなものだ。
人間にはつまらない事でも楽しい。寝ていても楽しい夢を見ちゃう。
不機嫌顔の先代わんとは大違いだ。(先代わんは寝ていても難しい顔をしていた)

でも人間もそうだと思うのだが、あまり無表情で何を考えているのか
わからないタイプより、ある程度喜怒哀楽がある方が私は好きだ。

あ・・・だから爺にしてやられたのかな。

ちょっとつぶれて寝る爺。
ターミ兄の昼寝の友。寝てても楽しいらしい。
お気楽御気楽。



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