要介護妖怪爺だった黒ラブ「ラブ爺」の想い出、ヘタレのキャリチェン・きいちゃんの毎日、それに管理人の思いつき話を綴ります。
余罪の数々(牛肉事件)
2006年02月01日 (水) | 編集 |
ラブ爺は人のスキをつくのがスキだ。
だから当然、ターゲットはスキだらけの人物となる。
我が家の場合、それは実家のかあちゃんだった。

事件が起きたのは、暑くも寒くもない初夏の頃だったような気がする。
普段あまり料理をしないかあちゃんが、その日は何故か牛肉を買ってきた。
多分、数少ないレパートリーの肉じゃがかすき焼きを作ろうとしたのだろう。
かあちゃんは生の牛肉300グラムをまな板の上にポンと置いた。
それからふと、
「あ、洗濯物を取り込まなきゃ」
と思い出し、二階に行こうとした。

そこでもちろんチラリと見たのは、したり顔をして寝そべる若造のラブ爺
こいつをここへ置いてはおけない。
置いておいたら牛肉を食べるに決まっている。
かあちゃんはラブ爺に、
「二階に一緒においで」
と声をかけ、若造ラブ爺を二階に連れて行った。

そんな事は知らない私、いくつかのレッスンを終えお茶でもしようかと音楽室から出てきた。
すると・・・

台所から、クチャクチャシーハーしながら若造ラブ爺が出てきたではないか。
いつもなら音楽室を開けるとそこに待っているのに、なぜに台所から・・・??
しかもこやつ、目が泳いでいるぞ・・・
あやしい!


台所に入って真っ先に目に付いたのは、生肉を置いた形跡のあるまな板。
もちろん肉はナイ。跡だけだ。

私は直ちにかあちゃんに問いただした。
「何で肉とこいつを一緒に置いておいたの!?」
「えっ?」
かあちゃん、まな板を見てびっくり。
「アラ!何で?」
それから若造ラブ爺を見て、
「なんでアンタここにいるの?!」
「じゃあどこにいたのよ」
「二階にいたのよ。洗濯物を取りに行ったらちゃんとついてきたのよ。
後ろにいたのよっ!」

若造ラブ爺、かあちゃんが洗濯物取りに熱中している間に、そ~っと足音を忍ばせて
階下に降りて行ったらしい。
「何にも物音がしなかったわ」
そりゃ~意図的に抜き足差し足で移動したんでしょうさ。
季節が良かったので、あちこちのドアが開けっ放しなのも計算済みだったに違いない。
居残っていると怪しまれるので一緒に行き、チャンスを見て脱走した。
そういうことなのだろう。

しかしツメが甘かったのは、私が出てきてしまったので発覚が早まってしまった事だ。
かあちゃんと私は同時に若造ラブ爺を睨んだ。
こいつぅぅぅ・・・

ヤバイ!ッと思ったラブ爺、タマよりも早く逃げ去った。
でも追いかけて叱ったってダメだ。
牛肉は戻ってこない。

結局別のメニューにしたのか、また買いに行ったのかは憶えていない。
ラブ爺が、時間が経っても狙った獲物を忘れないヤツだということを
この時学習した。

最近ではいろいろ忘れているようだが、余り気にしていないらしい。

あまり見たくないラブ爺のお腹~
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