要介護妖怪爺だった黒ラブ「ラブ爺」の想い出、ヘタレのキャリチェン・きいちゃんの毎日、それに管理人の思いつき話を綴ります。
初犯(窃盗編)
2006年01月31日 (火) | 編集 |
それは水曜日に行われた。
何故水曜日と記憶しているかと言うと、当時私は水曜日にレッスンが沢山あってとても忙しかったからだ。
一旦音楽室に入れば、大抵4.5時間は出てこなかった。

で、それがリトルラブ爺にとって何を意味するのかと言うと、
警備が手薄

実家のかあちゃんはいたが、爺にとってかあちゃんは自分より身分が下のトロイ存在、恐れるには足らない。
スキはいくらでもある。

そうして決行された犯罪、それはフード大量盗み食いであった。
リトルラブ爺、多分2ヶ月くらいの頃である。

何人目かの生徒を教えている時の事だった。
ぎゃああああああああああ~
防音の部屋にいるにもかかわらず聞こえてきたかあちゃんの悲鳴。
何事かと思ってレッスンを中断して見に行ってみれば・・・

うろたえてへたり込むかあちゃん、ホテイのようなお腹をしてゲップをしているリトルラブ爺、
そして辺りには散乱している玉石とずれたサークル・・・
(当時階段の下のスペースに玉石と小さな灯篭が置いてあり、
それをサークルで囲ってあった)

「このコ、を食べちゃったわ!」
かあちゃんが言った。
「こんなにお腹がふくれるまで石を食べちゃった!」
え?それじゃ三匹の子豚の狼状態?

でもちょっと待て。灯篭の向こうにもっと大事なものがないか?
そう、灯篭の影にフードが置いてあったのである。
そしてそのフードの袋は、穴が開いていた。

「ご飯を山のように食べたんじゃないの?」
「でも石も食べたかもしれない」

生後2ヶ月でお客さんをおちょくっていた爺が、石とフードを間違えるだろうか。
しかし、かあちゃんがどうしても石だと主張するので、まだ仕事の残っていた私に代わって、
かあちゃんにリトルラブ爺を病院に連れて行ってもらった。

結果、レントゲン写真に写っていたのはフードのつぶつぶでいっぱいになった
爺の胃袋だった。
もちろん石はなかった。

当然のことだが、しばらくご飯はおあずけだった。
次の次の日くらいにちょっと下痢をしたような気がするが、爺のホテイ腹は
すぐにへこんだように記憶している。
証拠に、私はぼてぼてのお腹で悪そ~な顔をしているリトル爺の写真を撮った。
だから爺の子犬時代の写真は、ロクでもないものばっかりなのである。

今日のラブ爺。
しょうもない顔~





スポンサーサイト